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DTMで高音質と低負荷を実現するコツ

テクニック・Tips

DTMで高音質と低負荷を実現するコツ

DTMにおける音楽制作は負荷との戦いでもあります。 高音質なソフトウェアやプラグインはたくさん使いたいですが、無計画に使えばあっという間に負荷は上限を超えて、プロジェクトの動作は不安定になり音質にも悪影響をもたらします。 今回は、快適かつ高音質な音楽制作を実現するためのコツを紹介いたします。 作曲、アレンジの工程では「軽さ・使いやすさを重視する」 高負荷のソフトは音質が良い反面、使い方によっては致命的なデメリットをもたらします。 ロードや処理に時間がかかり、作業スピードを大きく低下させる オーバースペック ...

DTMサブスクリプション5選

プラグイン

DTMサブスクリプション5選

音楽制作の現場でも、プラグインメーカーのサブスクリプションは増え、利用している人も珍しくなくなりました。 わからない方のために説明をしておくと「サブスクリプション」とは単体のソフトを購入するのではなく、一ヶ月いくら、という形で、ベンダーのソフトの使用権を購入する、という契約方法。 そのベンダーのほぼ全てのソフトが使い放題な代わりに、契約期間が過ぎると更新しないと一切のソフトが使えなくなってしまうため、昔のプロジェクトを開いたらサブスクが切れていてちゃんと再現できなかった、なんてデメリットも。 今回は、音楽 ...

Acustica Audio「TAUPE」の優秀さを説明する

プラグイン

Acustica Audio「TAUPE」の優秀さを説明する

Acustica Audioのプラグインは本当に優秀です。 その要因となるのが実機をサンプリングした「IR(インパルス・レスポンス)ファイル」を使った処理ですが、サンプリングシンセと同様に多くのサンプルを使って処理するので、処理はある程度重くなりますし、ファイルサイズもコンプ一つでギガを超えたりと、なかなかマシンに負荷をかける仕様だったりと少しクセモノです。 私は同社のプラグインを「トーンチェンジャー(質感を変えるソフト)」としてとらえており、その頂点にたつのが「TAUPE」というテープエミュレーターだと ...

DTM講師の作っている音楽ってどんなの?

雑記

DTM講師の作っている音楽ってどんなの?

私は複数の音楽事業を行う中で、疑問に感じることがありました。 スタジオや教室のページには、ほとんど製作サンプルや歌唱サンプルが掲載されていないのです。 DTM教室を選ぶとき、先生がどんな作風や実力なのかわからなければ判断できませんし、レコーディングスタジオを選ぶとき収録サンプルがなければ音質のチェックができません。 これには作品や収録データの権利上の問題が関わっているのですが、お客さんの立場にしてみれば、判断材料が少なすぎてあんまりな状況に感じます。 私のレコーディングスタジオ「やすろく」では、作品の製作 ...

【3/11まで無料】Pulsar『Smasher』は初心者に最適なコンプ!

プラグイン

【3/11まで無料】Pulsar『Smasher』は初心者に最適なコンプ!

3/11まで49€(6000円相当)のPulsar『Smasher』が無料で配布されています。 PULSAR Smasherレビュー(出典:synthsonic) 非常に高音質なコンプでありながら、使い方が超簡単。 コンプの入門にも最適なので、今回はPulsar『Smasher』を通じてコンプについて少し勉強できるエントリーです。 初心者に難しい「Attack」「Release」「Ratio」「threshold」 コンプレッサーを自由に使えるようになるためには、「Attack」「Release」「Rat ...

MetricABとTonal Balance Controlによるマスタリングチート

DTM・作曲 テクニック・Tips プラグイン

MetricABとTonal Balance Controlによるマスタリングチート

マスタリングって難しいですよね。 一流の作品はどんな環境で聴いても良い音がするのに、自分の作品はそうはならない。 自分の環境でバランスが良くても、再生ツールやスピーカーが変わると「なんじゃこりゃ!」ってのも平気であります。 私自身、自分は耳がいいと思ってるのにトンチンカンなミックスやマスタリングをした経験が山のようにあって「プロのエンジニアはそんなに耳がいいのか」なんて落ち込んだ覚えがあります。 プロは確かに耳がいいし、一般人には聴こえていない部分も聴こえています。 でもそれは経験に裏打ちされたもので、私 ...

「DAWの音質の違い」と「PANの正しい使い方」

DTM・作曲

ラウドネスノーマライズとマスタリング

DTMや音楽界隈で耳にするようになった「ラウドネスノーマライズ」という言葉。 雰囲気はわかっていても、きちんと説明できる人は少ないかもしれません。 「ラウドネスノーマライズ」によるリスニング環境の変化は、マスタリング作業に変化をもたらします。 今回は、ラウドネスノーマライズとマスタリングの関係と対策について解説します。 ラウドネスノーマライズとは 簡単にいうと「自動で音量を基準値に揃えよう」という機能。 基準値はLUFSという単位を基準にするのがほとんどで、主要なストリーミングサービスやYoutubeに代 ...

「DAWの音質の違い」と「PANの正しい使い方」

DTM・作曲

「DAWの音質の違い」と「PANの正しい使い方」

「DAWによって音質が違う」 誰もが一度は耳にしたことがある風説です。 最近のDAW業界は成熟して、どのDAWもかなり音質が良くなりましたが、今でも「Logicは音が悪い」「Protoolsは音がいい」諸説を根拠なく信じる人が多いです。 なぜDAWによって音質が変わるのか? 「PAN」の落とし穴と正しい使い方 今回はこの2つについて解説します。 なぜDAWによって音質が変わるのか? プレイバックエンジン ステレオ音源の扱い(インターリーブ、スプリッド) 「PAN」の扱い ディザリング 音質の違いは大きく分 ...

「Waves」はDTM界の「ユニクロ」である

プラグイン

「Waves」はDTM界の「ユニクロ」である

DTMで初めて有償のプラグインを導入しようとするとき、まず目にはいってくるのが「Waves」 広告の多さや知名度が圧倒的に高く、レッスンでも「Wavesのバンドル製品を購入した」という方は珍しくありません。 価格的にも、全盛期と比べ上位グレードのバンドルが安価で手に入るようになりました。 Wavesのプラグインは今の時代においてトップクラスとは言えませんが、メーカーの特性を理解しさえすれば、他のメーカーのソフトと合わせて高いパフォーマンスを得ることができます。 2018年9月現在の、Wavesの価値につい ...

独学DTMerの「超えられない壁」

DTM・作曲

独学DTMerの「超えられない壁」

DTMや音楽制作を我流で学んでいると「壁」にぶつかります。 壁はいろんなところにあり、僕も幾度となく壁に行く手を阻まれます。 この壁をわかりやすく表現すると「プロのあの音にならない」 我流のアマチュアにはこの原因がどこにあるのか理解できず、わからないので解決できません。 曖昧な判断で問題を解決しようとして、問題をより複雑にしてしまいます。 プロの音を手に入れるためには「特殊なルール」を守ることが必要。 その技術を習得したとき、サウンドの向上は作品のクオリティーに絶大なプラスをもたらします。 DTM教室で短 ...

プロのDTMスキル習得への「3つの要素」

DTM・作曲

プロのDTMスキル習得への「3つの要素」

はじめまして。DTM-Online音楽教室・講師の高岡です。 あなたはDTM教室を探しているか、DTM関連の検索をしてこの記事にたどり着いています。きっと音楽制作やDTMに大きな興味があって「短期間でプロ並みのスキルを身に付けたい」と思っているでしょう。 本教室のブログでは、DTMや音楽制作の習得に大切なポイントを紹介しています。 いきなりDAWソフトを触り始めるのではなく、上記のような基本的なルールから、説明します。 音楽ができるまで 音楽制作は大きく分けて「作曲・アレンジ・エンジニアリング」の3つの要 ...