この項目では、レッスンを受講した際のカリキュラムのスケジュールについて紹介します。
DTMは、個々に目的や経験が異なりますので、今回は「基本的な作曲技術はあるが、DTMの知識がない生徒」「月3回のレッスン」を前提にご紹介いたします。
◾️1~2ヶ月 DAWの基本操作
DTMの基本的な操作になれていただきます。
ソフトのすべての機能を覚える必要はなく「やりたいこと」をできるようになれば、まずは大丈夫です。
先生に手取り足取り、だけではすぐに忘れてしまいますので、実際に自分で操作をして、考えてもらったり、わからないことを自分で調べられるようになるように、レッスンを行います。
基本的なDTMの操作については、この期間でおおよそ身に付けることができます。
◾️3~4ヶ月 基礎的な打ち込み技術の習得
音源を選択する、コードを打ち込む、フレーズを打ち込む。
作曲に必要な基礎的な打ち込み技術を指導します。
「音色が良い、悪い」などの判断はこの段階では必要ありません。
まずはスケッチのように、イメージした内容をDTM上に、なるべく素早く書き写せるように、効率的なやり方を学び、反復練習を行います。
あまり意識されないですが、DTMは「作業の無駄をなくし、手早く行うこと」が重要です。
作業に追われてあなたの新たなイメージが失われないように、基礎的な動きをしっかり身につけましょう。
◾️5~6ヶ月 アレンジに関するノウハウの習得
基本的なスケッチができるようになったら、アレンジに対して少し細かく調整します。
音色の選択、フィルフレーズの追加、バランスのとりかた、ダビングテクニックなど。
DTMならではのアレンジテクニックも多くありますので、講師のノウハウを余すことなくお伝えします。
DTMには、「音を良く聴かせるコツ」があります。
良い音の出し方を知っている人と知らない人では、同じセンスや能力を持っている人でも、作品の内容に雲泥の差が生まれます。
◾️6ヶ月以降、様々なジャンルの個性の分析、習得。ミックスマスタリング
ある程度のレベルの制作ができるようになったら、作品に「個性」をつける技術を学びます。
お客さんの耳はシビアなので、つまらない曲を最後まで聴くことはありません。
世の中にどんな面白い音があって、どうやって作られているのか?
あの素晴らしい作品は、どんなテクニックが使われているのか?
実際の楽曲を講師とともに分析しながら、個性を生み出すテクニックを自分の曲で使えるように習得しましょう。