3/11まで49€(6000円相当)のPulsar『Smasher』が無料で配布されています。
PULSAR Smasherレビュー(出典:synthsonic)
非常に高音質なコンプでありながら、使い方が超簡単。
コンプの入門にも最適なので、今回はPulsar『Smasher』を通じてコンプについて少し勉強できるエントリーです。
初心者に難しい「Attack」「Release」「Ratio」「threshold」
コンプレッサーを自由に使えるようになるためには、「Attack」「Release」「Ratio」「threshold」の4つの値の意味とと効果について理解する必要があります。
言葉で説明すれば「開始地点・減衰時間・圧縮値・しきい値」という説明になるのですが、これを理解しても、実際にどういった目的でコンプレッサーを使うのか?といったノウハウがなければ使いこなすのは難しいかもしれません。
「1176FET」タイプのエミュレートとなるこのコンプレッサーは、上記4つのパラメーターの設定が全て不要。
左側の「input」つまみを回して、VUメーターを確認してかかり値を調整、右側のつまみで音量の調整を行うだけのシンプルな設計です。
「Ratio全押し」の状態を再現したこのコンプは、非常に強くコンプレッションがかかるのが特徴。
設定が簡単でコンプのサウンド変化もわかりやすいので「コンプって何?」くらいの人にはもってこいのコンプだと言えます。
コンプに求められる三つの役割
- ダイナミクス(音量の幅)の圧縮
- 質感の付加(エミュレーション系)
- 距離の演出(前後)
コンプに求められる主な用途は上記の3つです。
1176は、その質感の良さとコンプレッションのナチュラルさから、①と②の目的に使われることが多いです。
逆に、ソースの質感を変化させたくない場合は、DAWに付属するようなデジタルコンプが適しているケースもあります。
『Smasher』は細かい設定はできませんが、コンプに求められる主要な役割に対応することができます。
まずは使ってみよう!
ミックスにおける処理は「明確な目的をもって使う」ことが重要。
ネットにはテンプレートや、具体的な設定値を前提とした「こうしたら良い音になる!」的な記事も多くありますが、まずは自分の身の回りにあるツールを理解した上で使えるようになることが重要です。
Pulsar『Smasher』は2020年3/11まで無償配付中。
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