私は複数の音楽事業を行う中で、疑問に感じることがありました。
スタジオや教室のページには、ほとんど製作サンプルや歌唱サンプルが掲載されていないのです。
DTM教室を選ぶとき、先生がどんな作風や実力なのかわからなければ判断できませんし、レコーディングスタジオを選ぶとき収録サンプルがなければ音質のチェックができません。
これには作品や収録データの権利上の問題が関わっているのですが、お客さんの立場にしてみれば、判断材料が少なすぎてあんまりな状況に感じます。
私のレコーディングスタジオ「やすろく」では、作品の製作者に許可をとってサンプル音源を掲載しています。
今回は本教室のDTM講師として、私がどんな作品をどんな品質で作っているのか、紹介いたします。
音楽ストリーミングサービスで「ASHITA NOTE」で試聴できます。
サンプルとして提示するのは、ボーカルのRYUNKA氏と政策を行なっている「ASHITA NOTE」というユニット。
Tunecoreから配信しているので、主要なストリーミングサービスで名前を検索していただくか、下記のページからも試聴ができます。
作曲からアレンジはもちろん、レコーディングからマスタリングまですべて私のスタジオと私の手で行なっています。
「良い」と「ハイクオリティー」は似て非なるもの
DTMは非常に学ぶことが多いジャンルだと思います。
DAWの使い方はもちろん、音楽理論、各楽器の特性、シンセの知識、サンプリング、エンジニアリング、アンサンブル、弦など、全てをきちんと学ぼうと思えばきりがありません。
こういう初歩の難易度が高いジャンルになると、受け売りの知識ばかりの「頭でっかちな技術」になりがちです。
私たちの目的は「表現したいものを表現する」ことであって、DTMは創作をサポートするツールとして初めてその意味があります。
教室や講師を選ぶときは、講師の作品に魅力を感じられるか、という点も非常に大事です。