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ワンルームDTMのモニター環境構築

DTM・作曲

ワンルームDTMのモニター環境構築

音楽制作で最も重要な要素の一つに「モニター環境構築」があります。 ミキシングやマスタリングはもちろん、モニター環境が悪いとアレンジにもバランスの悪さが生まれやすいので、実務に耐えうるクオリティーまでは引き上げたいところです。 とはいえ、プロユースのスタジオのような環境を整えるには、莫大な予算が必要になります。 一般のDTMerは、限られたコストと環境の中から、バランスの良いモニター環境を構築が必要になります。 今回は、一般住宅にお住いのDTMer向けのモニター環境構築について紹介します。 モニター環境に関 ...

「修正」の与えるプレイヤーへの悪影響について

テクニック・Tips

「修正」の与えるプレイヤーへの悪影響について

私はレコーディングエンジニアとしても仕事をしているので、今回のエントリーはどちらかというと私の立場上、あまり書くべきではないのではないか?という内容も含んでいます。 ただ、私が制作やプレイヤーとしてもキャリアを積んできた身として、アレンジャーやディレクターの考え方に不健全な点が感じられることがあります。 そこに対しての私の意見と、その根拠について説明します。 「修正」に頼ることは、想像以上に作品にダメージを与えている。 私が主張をしたいのは「修正に過度に頼ったレコーディングは良い結果を生まない」という内容 ...

アンプシミュレーターって、もういらない?

プラグイン

アンプシミュレーターって、もういらない?

今回は、エレキギター、エレキベースのレコーディングをしているDTMer向けの記事です。 みなさん、アンプシミュレーター何使ってますか? 僕はAmplitudeと、Black Rooster Audioと、あともう一種類使ってきました。 アンプシミュレーターとは10年以上の付き合いになりますが、昔と比べると格段に音質が良くなったと思います。 ただ、私が今曲を作ってギターやベースを収録する時、もうアンプシミュレーターは使いません。 VOX「MV-50」シリーズをメインに使っているんですが、これが優秀すぎてもう ...

Fortniteから学ぶ「技術習得の真髄」

雑記

Fortniteから学ぶ「技術習得の真髄」

みなさん、ゲームってやりますか? 私も長年ゲームから離れていたのですが、今年にはいってすっかり「Fortnite」の虜になってしまいました。 ゲームへの感覚は世代によって認識の差がありますが、私はFortniteをプレイする中で、音楽制作に通ずる非常に多くの学びを得ることができました。 どんなことでも、他のジャンルを学ぶことで得られることは多いです。 今回は私が「Fortnite」から学んだ、DTMにも通ずる学びについて紹介いたします。 Fortniteってどんなゲーム? APEXやPUBGなどに並ぶ、T ...

DTMは「増やす」より「選ぶ」が大切

テクニック・Tips

DTMは「増やす」より「選ぶ」が大切

音楽制作にはコツがあります。 要点をおさえていれば、探求を続けるだけ作品はよくなりますが、方法を間違えるといっこうにうまくなりません。 大事なのは「考え方」 今回紹介するのは「増やさずに選ぶ」という考え方について。 陥りやすい落とし穴にみなさんがはまらないように、丁寧に解説します。 選択肢が無限なDTMの落とし穴 DAWは非常にマルチなツールです。 作曲、アレンジ、エンジニアリングの作業がひとつのツールに統合され、拡張プラグインや音源を利用すれば、音楽に関してできないことはまずないですし、逆にDAWを使わ ...

興味がある機材は、お金があったら買った方がいいよって話

プラグイン

興味がある機材は、お金があったら買った方がいいよって話

スタジオ環境にアウトボードを導入して1年ほどですが、すっかり音楽制作への価値観が変わってしまいました。 今では、レコーディング時にアウトボードでコンプをかけちゃいますし、複数のマイクを使い分けたり、マイキングを工夫する。 スタジオでエレキギターのマイク録音もできるように環境を構築しました。 同じ作業をDAWのプラグインでやった方がもちろん楽です。 ですが、出来上がりの結果に大きな違いがあるので、結果として録音やアウトボードでアプローチした方が早く良い結果にたどり着くパターンが多いです。 得られる学びも非常 ...

Acustica Audioかけ録りって最強じゃない?

テクニック・Tips

Acustica Audioかけ録りって最強じゃない?

打ち込みを含んだプロジェクトのミックスダウンを行う場合、私は二つの工程があると考えています。 各トラックの「音」としての性質を補正する トラック間に生じる問題を解決し、全体のバランスをとる ①の工程で各トラックの音質を整理しておくと、ミックスで音の分離が良くなり、ミックスが楽になります。 Acustica Audioは①の工程が得意なプラグインがたくさんなのですが、これを②の工程で同時にやると、個々のプラグインの負荷が重いのですぐにDAWが悲鳴をあげます。 ので、あらかじめ録音ソースにエフェクトをかけ録り ...

作品や活動が評価されない人がしている5つのミス

DTM・作曲

作品や活動が評価されない人がしている5つのミス

「なんであんな音楽が、アーティストが評価されているんだろう?」 こんな事を思ったことはありませんか? それは、彼らがラッキーなのではなく、あなたが気づいていないポイントに彼らが気づき、実践しているからです。 あなたは素晴らしい作品を作っていて、その作品に見合った評価を受けていません。 その結果をうけて、自分やその作品を責めていませんか? そんなことを繰り返していたら、いつか自分を信じられなくなり、嫌いになってしまいますよ? 作品が適正な評価を受けていないのには原因があります。 「あなたが好きなことだけをし ...

短期間でDTMスキルが上達する5つの練習法

テクニック・Tips

短期間でDTMスキルが上達する5つの練習法

音楽制作はクリエイティブな作業だと思われがちですが、クリエイティブな作業は、ほとんどが地味で地道なスキルによる作業がほとんどです。 「音楽制作にはスピードが重要だ」と私は教えています。 速くたくさん作った方が良い、ということではなく「余計なことに時間を使いすぎると、アイデアに瞬発的に反応できなくなる」から。 DTMによる音楽制作に煮詰まっている人の原因の大半はこれだとおもいます。 作業に追われるあまり、アイデアをためしたり展開したりする時間が確保できないのです。 今回はDAWにおける音楽制作にスポットをあ ...

効率化したほうが良いこと、しちゃいけないこと

テクニック・Tips

効率化したほうが良いこと、しちゃいけないこと

DTMって作曲からアレンジ、ミックス、マスタリングまで行えるツールなので、作業が煩雑になりがち。 できるだけシンプルに作業した方がいいのですが、短い時間で作った方が良い作品になるとは限りません。 今回は作業の中で「効率化すべきこと、そうでないこと」について解説します。 「基礎」と「アプローチ」の考え方 作品はそのほとんどが「9割の普通さ」(基礎)と「1割の個性」(アプローチ)でできています。 基礎の構築はできる限り速く効率的に、サウンドの要となる個性には十分なトライアンドエラー(複数候補からの検討)に時間 ...

アウトボードとデジタルプラグインの違い

DTM・作曲

アウトボードとデジタルプラグインの違い

DTMでの音楽制作では「アウトボードの導入」がしばしば話題に上がります。 プロのスタジオでは、レコーディングやミキシング、マスタリングでアウトボードを使用することがほとんどです。 プラグインに比べて高価ですし、場所もとる。 電源やケーブルも多く必要になり、DTMオンリー環境の人からしたら、できれば手を出したくない分野ではないかと思います。 アウトボードやハードウェアには、これらを上回るメリットがあるのでしょうか? ここ数年、そこそこアウトボードの種類をためしてきた筆者が、アウトボードとデジタルプラグインの ...

DTMと「音の説得力」についての考察

DTM・作曲

DTMと「音の説得力」についての考察

ずっと思っていたことがあるんですが、、、、。 DTMで良い感じのサウンド作るのむずくないですか? レコーディングやライン録音メインで作っていると「音がどんどん良くなる!」って感じで面白いんですが、打ち込みベースの制作になると、音色の線の細さが気になったり、細かなバランスに神経質になったりします。 要するに、疲れます。 そうしてできたものって、どこか「作らされた」ような義務感を感じて楽しくないんです。 「昔は音楽作るの楽しかったのにな、、、」って思ったことありませんか? でも、たまに配布や教材でついている、 ...