テクニック・Tips

Acustica Audioかけ録りって最強じゃない?

Acustica Audioかけ録りって最強じゃない?

打ち込みを含んだプロジェクトのミックスダウンを行う場合、私は二つの工程があると考えています。

  1. 各トラックの「音」としての性質を補正する
  2. トラック間に生じる問題を解決し、全体のバランスをとる

①の工程で各トラックの音質を整理しておくと、ミックスで音の分離が良くなり、ミックスが楽になります。
Acustica Audioは①の工程が得意なプラグインがたくさんなのですが、これを②の工程で同時にやると、個々のプラグインの負荷が重いのですぐにDAWが悲鳴をあげます。

ので、あらかじめ録音ソースにエフェクトをかけ録りしてしまうのが超おすすめ。
プロジェクトもめちゃくちゃ軽くなって快適です。

RX7でのエフェクトのかけ録り

①まず、ミックス作業を行う前に、打ち込みのトラックをすべてオーディオに書き出します。
リコールの可能性を考え、オーディオ化する前のプロジェクトをバックアップでとっておきます。

②書き出したパラデータのバックアップをとっておきます。
これは、かけ録りした内容をリコールする必要が生じた場合の対策です。

③RX7でAcustica Audioのプラグインをインサートし、プレビューを回しながら音作りします。
ミックスでどんな帯域に配置するかなどをイメージしておけば、EQで音作っちゃっても大丈夫です。

EQなんかかけ録りしちゃって大丈夫かって?
大丈夫です。Acusticaはあんま痩せないので。
判断を間違えてたらミックスの工程でEQを掛け直しても良いですし、それでダメならリコールしましょう。

録音ソースの場合、レコーディング段階でプリを通していれば、この工程は基本的には不要です。

ミックス工程はとにかく便利で軽いツール

ミックスで音を調整する工程では、私はAOM、Plugin Allinace、iZotopeのプラグインをメインに使います。
あ、あとArturia。ここのプレート最高。

とにかく軽くて音が良いが重要!
かけ録りでアナログをメインに使うのに対し、ここではサイドチェーンとかダイナミックEQとか、iZotope各種などデジタルな技術を多用します。
Plugin AllinaceのTMTもダビングの分離に便利です。

音の存在感をなるべく失わないように調整し、それぞれのトラックの持ち味を生かしてあげるのが大事です。

マスタリングではAcustica Audioは使わないのが無難(個人の見解)

マスタリングはものすごくデリケートです。
アナログ感を出したいのでプリつっこみたい!って気持ちもわかるのですが、非常にしっかりかかる上、影響が全体にわたるので、ソフト限定で考えるなら、もう少しデジタル寄りなクリーンなプラグインを使うのが無難です。

もちろん、結果が良くなることもあると思うので、やってみてダメならやめる、くらいでいいかもですね。
仕事でマスタリングする場合は、僕はまず触りません。
ミックスでアナログ感作っとけば、マスタリングで無理に質感追加する必要ないと思います。

「かけ録り」になれると、判断力がつきます。

音楽制作は、感覚をにぶらせない作業のスピード感が大切です。
シンプルな工程で良い結果を出せる技術が必要なので、すべての工程をリコール対象にしてしまうのは望ましくありません。

求めるサウンドが明確になれば、判断ミスは減ってきますので、怖がらずにガンガンかけ録りしてみてください。
DAW軽いのって最高ですよ!

プロのデモンストレーションを見ながら技術を学べる!

個人体験レッスンの申込みはこちらから

-テクニック・Tips