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アンプシミュレーターって、もういらない?/DTMコラム

アンプシミュレーターって、もういらない?

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アンプシミュレーターって、もういらない?

今回は、エレキギター、エレキベースのレコーディングをしているDTMer向けの記事です。

みなさん、アンプシミュレーター何使ってますか?
僕はAmplitudeと、Black Rooster Audioと、あともう一種類使ってきました。
アンプシミュレーターとは10年以上の付き合いになりますが、昔と比べると格段に音質が良くなったと思います。

ただ、私が今曲を作ってギターやベースを収録する時、もうアンプシミュレーターは使いません。
VOX「MV-50」シリーズをメインに使っているんですが、これが優秀すぎてもうアンプシミュには戻れないなーと思ってしまいました。

今回は私の「アンプシミュレーター不要論」について、その根拠についてご紹介します。

小型ギターアンプの「3つの進化」

小型ギターアンプは、3つの目覚ましい進化によってDTMでも非常に強力なツールとなりました。

新真空管Nutubeにより、チューブサウンドが気軽に使用可能に。

Korg社を中心に開発されたNutubeは、省電力でパワフルな真空管サウンドを実現した新技術。

最近の小型ヘッドアンプにはほとんど採用されているモデルです。
真空管アンプはどうしても音量を出さないとサウンドの恩恵を受けられなかったのですが、Nutubeの技術により出力が小さくても真空管のサウンドを活用することができるようになりました。

小さいスピーカーでも真空管サウンド出せるってすごくないですか?
シミュレータじゃなくて本物ですよ?

ほとんどの小型アンプに「キャビネットシミュレーター」が付属

ラインアウトからライン入力でDAWに録音すると、キャビネットシミュレーターを通ったサウンドで録音されます。
DAWユーザーにとっては「ヘッドアンプをライン入力で使用する」という選択肢が提供されたことになります。

シミュレーターのサウンドと比較すると、少しこもった印象がありますが、EQやプリアンプと組み合わせれば音質として優位性があります。
何より、PCのCPUを気にしないで、気軽にアンプで音作りできるのがでかい!
ライン録音でも、真空管サウンドの質感は十分に感じられます。

MV-50では抵抗値を変更可能。スペースに合わせた音量で良い音を

MV50は最大50Wと高出力ながら、抵抗値を変えることで小さいスピーカーでも十分な入力で鳴らすことが可能に。
家では小型アンプで、リハスタでは50Wのキャビネットで鳴らすといった使い分けが可能です。
リハスタにMV50を持ち込んでマーシャルのキャビで鳴らしてみましたが、マジで良いサウンドすぎて鼻血でます!

VOX「MV-50 Clean」では抵抗値を切り替えられるので、出力を小さくして真空管でドライブさせるといった「ナチュラルコンプ」サウンドも簡単に作ることができます。

しかもこいつ、ベースアンプとしても使えます!
サウンドも普通に使えるし。まじでやばい。

アンプとアンプシミュのメリットを組み合わせる

では逆に、アンプシミュレーターのメリットについて考えてみましょう。

  1. 多様なアンプやキャビネット、マイクのバリエーションに対応。
  2. マイキングを自由自在にアプローチできる
  3. 場所をとらない。エフェクトも使い放題

まず、本物のアンプの方がサウンドの優位性は高いと思います。
ただ、一台のアンプがいつも求めているサウンドを出せるわけではないので、状況に応じてアンプシミュを選択することで、特殊な状況をカバーすることができます。
②のマイキングについてですが、私はアンプ録音でオフマイクの重要性を感じていません。
細かいマイキングのセッティングを追い込むことでのサウンドのメリットもあまりないので、この辺はあまり気にしなくていいかなと。
エフェクトに関しては、アンプシミュに限らずプラグインはめちゃくちゃ便利だと思います。

実機のアンプをメインに使って、録り音にアンプシミュのペダルのみを使うことで、機材もシンプルにエフェクトペダルを柔軟に使うサウンドメイクに対応できます。

デモはLine録音、本番はキャビ録音。強い。

MV50でも普通にキャビをマイクで収録した方が音は良いです。
クリーンだと小さいキャビでも問題ないですが、ベースやドライブサウンドはキャビは30Wは欲しいので、時間と予算が許すなら、ヘッドアンプとギター持ってリハスタで収録してみましょう。

筆者はレコーディングブースにキャビをいれて収録してますが、Shure SM57のオンマイク一本でも十分素敵なサウンドで収録できます。
スタジオでもマイクってレンタルできるんで、PCとインターフェースとヘッドアンプ持っていけばいいのかな?
マイク2本で収録できれば、より柔軟なレコーディングができますね。

アンプシミュのCPU負荷を気にしないでいいのはかなり快適

アンプシミュって今だに重いので、プロジェクトの中に何トラックも常駐してると、結構気になるんですよね。
CPUの高負荷は確実にDAWの動作に悪影響を与えるので、そこをガン無視して進められるのはマジで快適です。

あと、他のエントリーでも言ってますが、あまりリコールできすぎる制作環境は瞬発力を鈍らせるので良くないです。
別日に再収録になった場合は、サウンド聞いてアンプのセッティングをババっと合わせるくらいが耳を鍛える意味でも良いと思います。

アンプってやっぱ面白い。

結論から言うと「音質の良いアンプ録音」と「多様性のアンプシミュ」的な使い分けかと思います。
ヘッドアンプに関しては、ひとつ手に入れてリハスタのキャビネットで鳴らしてみてほしいです。
「ギターの音カッケー!」的なはじめてアンプ鳴らしてみた時みたいな衝撃のサウンドが飛び出てきますから。

どれかお勧めするなら「MV50 AC」が1台目にお勧めです。
ハイゲインは少し弱いですが、多様なジャンルにマッチングします。

良い音って、空気を塗り替えちゃう強い力があるって感じます。
アンプ録音も気になっている方は、ぜひ一度試してみてください。

2020年7月10日 :プラグイン (7)

DTMトレーナー:高岡兼時

DTM-Online音楽教室・代表講師
音楽同人サークル『Film Records』代表。
年に2枚の作品をリリース。
他、個人/法人の制作案件をご依頼いただいております。
『Cubase Pro 8で始めるDTM&曲作り』
リットーミュージック・執筆
http://kenjitakaoka.com/

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