DTM・作曲

作品や活動が評価されない人がしている5つのミス

作品や活動が評価されない人がしている5つのミス

「なんであんな音楽が、アーティストが評価されているんだろう?」
こんな事を思ったことはありませんか?
それは、彼らがラッキーなのではなく、あなたが気づいていないポイントに彼らが気づき、実践しているからです。

あなたは素晴らしい作品を作っていて、その作品に見合った評価を受けていません。
その結果をうけて、自分やその作品を責めていませんか?
そんなことを繰り返していたら、いつか自分を信じられなくなり、嫌いになってしまいますよ?

作品が適正な評価を受けていないのには原因があります。
「あなたが好きなことだけをして、必要な事をしていないからです」

今回は、評価を得るのに必要で、あなたがしていない5つの要素について解説します。

他人に興味がない

ほとんどの原因ってこれだと思います(笑)
自分のことに興味があって、受け取る相手に関心がありません。

評価って、ある程度その人の求めていることにマッチしたものを提供した時に得られるものです。
それが形として、言葉やツイートになったり、お金を払うようなアクションになってあらわれます。

好きな人にラブレター書く時、相手がどんな事を言って欲しいか考えませんか?
好きだーだけじゃなくて、どんなところが好きとか、こんなところが可愛いとか本人の大事にしているポイントを伝えてあげたほうが、理解してくれているんだな、って好感をもちますよね?

お客さんも同じです。
理解して欲しいと思っているし、理解してくれた人を理解したいと思っています。

あなたが理解してほしいなら、自分が伝えたい相手をよく理解して、その人に伝わる形で表現するべきではないでしょうか?

お金を自分の力で稼いだ経験がない

人に雇われて給料をもらうのと、起業して利益をえることはまったく構造が違います。
ミュージシャンとして生きることは起業するベンチャーのようなもの。
収益構造がなにもないところから、商品を作りプロモーションし集客し、常連客にして安定的な収益を生み出す構造をすべて自分たちだけで構築しなければなりません。

利益を生むまでの工程を「生産、集客、販売、回収」の4つの要素だと考えた場合、DTM作曲家がしていることは「生産」のみです。
顧客のニーズを無視して生産した商品を、ろくな集客もせずにお店に並べて、どうしてお客さんが集まり商品を買うでしょうか?

雇用ではなく自分の力だけでお金を稼ぐことは、自分の手元にあるものを販売するために必要な多くの経験を与えてくれます。
人にあたえられたレールに乗るのではなく、物事の価値を正しく判断する見識を身につけ、高い価値を売って利益を稼ぐ経験は、作品や世の中の見え方を180度変化させることは間違いありません。

例えば「お祭りでは多少高い焼きそばやお酒も買ってしまうよね?」とかね。
当たり前だと思っていることは、実はすべてに意味があるんですよ。

活動ペースや内容が不規則的

何かのファンになる人って「ファンになることができるアーティスト」をフォローします。
それは一概にクオリティーが高いだけでなく、活動全体に好感をもってくれたり、コミュニケーションをとりやすいと、そのアーティストとの信頼関係は築きやすいです。

要するに「人付き合い」。
活動が不安定だったり、アーティストとしてどんな表現がしたい人たちなのかがわからないと、フォロワー側は身勝手な活動に不安や不信感を抱き、結果としてフォロワーを失うことにつながります。

自分を応援してくれる、CDを買ったりライブに来てくれる人を「ただの利益対象」だと思っていませんか?
彼らも一人一人、独立した立派な人間です。
身勝手な活動は、その内容に関係なく、応援してくれる周りの人間を失ってしまいます。

プロのパフォーマンスって「表現したいもの、かつファンの人々を満足させるもの」なんです。
あなたの活動は、そのどちらかに偏っていませんか?

新しい知識やテクノロジーに興味がない

例えば現在、最も音楽を聴かれている再生端末は「イヤフォン」です。
日本に限れば、音楽を聴かれているプラットフォームはストリーミングよりYoutubeが多いと思います。
これは、私が何年も仕事をしているなかでリサーチして出した一つの結論です。

この事実を知っているかどうかでアーティストの動き方は変わってきます。
能動的にコンテンツを選択するイヤフォン音楽リスナーには、短い時間で興味を持たせる必要があるため、長い曲は不利になります。
アニメ音楽などにも同様の影響がありますが、たとえば「君の名は」とか「進撃の巨人」とか、世界観を前面に押し出す作品にはこの影響はありません。
映画音楽も同様に影響しません。

これは、スマートフォンやネットメディアの進化によってユーザーの音楽との関わり方が変化した、という例です。
この事実を知らないままに作品を作れば、リスナーとマッチングしないのは当たり前です。

創作や活動に行き詰まってしまった時、そのほとんどの原因は「見識の不足による探究心の枯渇」です。
要するに、人間は同じ事を飽きずに続けることはできないんです。

常に今より上を目指したり、新しいアプローチを提案するには、世の中に溢れているテクノロジーや創造物に目を光らせていなければいけません。
人は自分の周りで起きた事に影響されて行動するので、マンネリな生活からは同じような結果しか得られません。
意識して、興味がある事を追求したり、新しい分野に飛び込んでいく大胆さがないと、普通のひとと同じ考えしかもてなくなってしまいます。

自己承認欲求にとらわれすぎてしまう

芸能の世界で生きている人は多かれ少なかれ「自分を認めて欲しい」という承認欲求を原動力にしています。
それ自体は大きな力になるので悪いことではないのですが、この欲求が過剰になると悪影響がうまれます。

例えば「トレンド(流行)を過剰に追ってしまう」というアプローチは「簡単な方法で人に認められたい」という気持ちの表れです。
また、こだわりの強い人だと「自分の音楽を認めてくれない時代がおかしい」と問題の原因を自分以外に転嫁してしまうパターンも。

一度、冷静になって「自分の活動になぜ人があつまらないのか、人の評価を得られないのか」を考えてみましょう。

大事なことは「そのシーンにとって価値がある活動をすること」と「価値を多くの人に理解してもらうこと」です。
クリエイション(想像)とマーケティング(集客、活動方法)は別軸にあるので、それぞれのノウハウを身につけないと安定的な結果に繋がりません。

感情は貴重な原動力です。
体の欲求に振り回されるのではなく、冷静な判断でそのエンジンをうまくハンドリングしていくことが大切です。

まとめ

あてはまる項目が一つでもありましたか?
気づきがある人は、このブログをネガティブに受け取らず「自分の成長のきっかけを知ることができた」と考えてください。
考えて行動すれば、必ずそのアクションに対して今までと違う反応が返ってくるはずです。

プロのデモンストレーションを見ながら技術を学べる!

個人体験レッスンの申込みはこちらから

-DTM・作曲